「為替ヘッジ」の仕組みと自分に合った選び方
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今日は為替ヘッジとはなにかお話しようと思います。
外国株式に連動した投資信託などに為替ヘッジなしといった記載があると思います。
今日はその正体についてお話します。
為替ヘッジとは
為替の変動による影響を抑える取引を為替ヘッジといいます。
例えば米国株式に連動した投資信託を日本円で購入するときはどこかで必ず日本円→米ドルに変換する工程があります。
その際に、為替の影響を受けることがあります。
為替ヘッジあり→為替の影響を小さくした取引
為替ヘッジなし→為替の影響を受ける取引
為替ヘッジの仕組み
為替ヘッジありの仕組みとはどういうものなのでしょうか。
為替ヘッジありの銘柄では「為替先物取引」が行われています。
どういうことかというと「○年後△ドル分は1ドル●●円で取引するね」っていう約束を銘柄を買うときにしてしまうのです。
例えば、1ドル100円のときに1株100ドルの米国株を1万円分、つまり1株分購入したときのことを考えてみましょう。ただし、この時だったときます。
「1年後100ドル分1ドル98円で取引するね」という為替ヘッジありで購入したものと、為替ヘッジなしで購入したものの1年後の価値について比較してみましょう。
このとき、1株105ドルになっていたとすると、株価の価値はこのようになります↓↓
1年後円高(1ドル90円)になっていたとき
①為替ヘッジあり
「1年後100ドル分1ドル98円で取引するね」という約束がされていたので1株105ドルのうちの100ドル分は1ドル98円として扱い、合わせて9800円になります。
残りの5ドル分だけそのときの為替が採用されるので90×5=450円
合わせて1万250円になります。
②為替ヘッジなし
これはただ掛け算するだけなので90×105=9450円になります。
1年後円安(1ドル110円)になっていたとき
①為替ヘッジあり
「1年後100ドル分1ドル98円で取引するね」という約束がされていたので1株105ドルのうちの100ドル分は1ドル98円として扱い、合わせて9800円になります。
残りの5ドル分だけそのときの為替が採用されるので110×5=550円
合わせて1万350円になります。
②為替ヘッジなし
これはただ掛け算するだけなので110×105=11550円になります。
具体的な数値でみるとわかりやすいですよね。
ちなみに為替ヘッジをかけるにはやはりコストがすこしかかります。
このコストの参考値として使われているのが短期金利の差です。
ヘッジをかけたい外国通貨が日本円の短期金利より高いと為替ヘッジにかかるが高くなり、短期金利が安いとに為替ヘッジにかかるコストも安くなるのです。
為替ヘッジあり・なしの選び方
仕組みがわかったところで気になるのはどちらにするかですよね。
特に投資初心者さんは為替ヘッジありとなしの選び方が気になるのではないでしょうか。
先ほど、具体例をみて分かる通り、円高のときに為替ヘッジありの恩恵を受け、円安のときに為替ヘッジなしの恩恵を受けます。
だから、これから円高になると思うのなら為替ヘッジあり、円安になると思うのなら為替ヘッジなしにすればいいわけなのですが、そんな先のこと分かりませんよね。
だから、私はこのように思います↓↓
為替変動でどきどきしたくない人→為替ヘッジあり
為替変動に動じない&為替ヘッジのコストが気になる人→為替ヘッジなし
ちなみに私は為替ヘッジなしで運用しています。
特に米国株は今後伸びていくと信じているので多少円高になったとしてもトータルで見たときにマイナスにはならないでしょう、っていう発想です。
これもどうなるか分かりませんけどね…
為替に関する記事を他にも書いているので良かったら参考にしてください↓↓
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